【完全保存版】セイバーメトリクスのfWARとrWARの違いとは?歴代MVPのWARや重要度の比較、どっちが重視されるか

【完全保存版】セイバーメトリクスのfWARとrWARの違いとは?歴代MVPのWARや重要度の比較、どっちが重視されるか WAR

※本記事にはPR(アフィリエイト広告)が含まれます

野球では古くから「打率」「打点」「防御率」といった分かりやすい指標が選手評価の中心でした。しかし近年、より実戦価値を示す分析指標として「fWAR」と「rWAR」が注目されています。

皆様の中には、

  • セイバーメトリクスってそもそも何?
  • セイバーメトリクスのfWARとrWARの違いを知りたい!
  • 大谷翔平やジャッジの歴代MVPの評価を聞きたい!

という疑問や悩みを抱えている方はいらっしゃるはず。

そこでこの記事では、野球の総合評価指標であるWARの基礎から、fWARとrWARの算出方法・採用指標・評価思想の違いを徹底的に解説します。さらに2021年の大谷翔平とゲレーロJr.、2025年のジャッジとローリーのMVP争いをWARをもとに解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事で紹介するセイバーメトリクスがMLBの「常識」になったのかを歴史と実例で語れる人は多くありません。私が入門書として読んだのが、実話をもとに書かれた「マネーボール」です。「マネーボール」はAudibleで音声でも聴けるのでぜひ次の画像をタップしてみてください。

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セイバーメトリクスとは

セイバーメトリクスは、野球の成績を統計学的に分析し、選手の真の価値を数値で可視化する手法です。従来の常識を覆し、OPS、WARなど新たな評価指標を生み出しました。

  • セイバーメトリクスと歴史
  • セイバーメトリクスの指標
  • セイバーメトリクスを普及させた実話「マネーボール」

セイバーメトリクスと歴史

セイバーメトリクスは、1970年代にアメリカの野球史研究家ビル・ジェームズによって提唱されました。名称は「Society for American Baseball Research(SABR)」と「metrics(測定)」を組み合わせた造語です。

当時は、打率や打点が選手の価値を決める主な指標でしたが、ジェームズは「出塁することこそが得点につながる」と主張し、出塁率や長打率を重視する分析を導入しました。1977年に発表した「Baseball Abstract」シリーズは、従来の野球観に一石を投じました。

ジェームズの研究は、バントや盗塁が必ずしも得点に結びつかないことを統計的に示し、戦術の再考を促しました。例えば、あるチームが送りバントを20回試みた場合、得点効率は約10%低下するといったデータが発表されています。

ジェームズの考え方は当初こそ批判を受けましたが、後に多くの球団が彼の分析を参考にし、現代野球の根幹を成す理論となりました。数字によって感覚や経験に頼らない戦略を生み出した点で、セイバーメトリクスは野球を「データのスポーツ」へと進化させたと言えるでしょう。

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セイバーメトリクスの指標

セイバーメトリクスでは、選手の貢献度をより正確に表すために多くの得点との相関がある指標が考案されています。

相関を表す相関係数とは、2つの数値データの関係の強さと方向を表す指標です。相関係数は-1.00から+1.00の範囲で示され、+1.00に近いほど強い正の関係を意味します。

セイバーメトリクスで代表的なものがOPS(出塁率+長打率)です。OPSは得点との相関が非常に高く、NPBでは2008〜2017年の10年間で相関係数0.92という高い一致率を示しています。

出塁率(OBP)は「(安打+四球+死球) ÷ (打数+四球+死球+犠飛)」で計算され、長打率(SLG)は「塁打数 ÷ 打数」で求められます。出塁率(OBP)と長打率(SLG)を足したOPSは、計算が単純でありながらも選手の得点能力を評価できる重要な指標です。

また、OPSをリーグ平均100として指数化したOPS+は、異なる時代や球場間でも比較できる便利な数値です。OPS+が150なら、平均的な打者よりも50%高い得点力を持つことを意味します。

その他にも、出塁率を重視したwOBA(加重出塁率)や、打撃・守備・走塁を統合的に評価するWAR(Wins Above Replacement)などが存在します。

セイバーメトリクスの指標によって、従来評価されにくかった「出塁率などの地味な貢献」も数値化され、例えば打率は低いけれど出塁率が高いカイル・シュワーバーなどの選手が正当に評価され出しています。

ここまでWARやセイバーメトリクスを解説してきましたが、
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セイバーメトリクスを普及させた実話「マネーボール」

セイバーメトリクスが広く知られるようになったきっかけが、2000年代初頭のオークランド・アスレチックスによる「マネーボール革命」です。

年俸総額が30球団中28位と資金力の乏しいアスレチックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンは、年俸の高いスター選手を獲得できない状況下で、セイバーメトリクスを用いた戦略に活路を見出しました。

ビリー・ビーンは出塁率やOPSやWARなどセイバーメトリクスの指標が良いにもかかわらず、見た目や評価の低さから市場価値が安い選手を集め、チームを再建。

2002年シーズンには、当時アメリカンリーグ新記録の20連勝を達成し、さらにシーズン103勝を挙げて地区優勝に導きました。

この実話をもとに2011年に公開された映画「マネーボール」は、ブラッド・ピット主演で大ヒットを記録し、セイバーメトリクスの有効性を世に知らしめました。

劇中では「選手を顔やフォームではなく数字で見ろ」というセリフが印象的に語られています。アスレチックスの成功は、その後のMLB各球団の編成方針を変え、データ分析専門部署の設立を促しました。

現在では、セイバーメトリクスの考え方がスカウティングや契約交渉にも浸透しており、野球界に与えた「マネーボール」の影響は凄まじいものがあります。

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WARとは何か?

WARとは、打撃・走塁・守備・投球の総合貢献度を、代替可能選手基準で数値化する指標であり、選手の勝利貢献度を客観的に評価する目的で使用されます。ここでは具体的に以下の3点について解説します。

  • WAR(Wins Above Replacement)の定義
  • なぜ「代替可能選手」との比較なのか?
  • WARが注目される理由・メリット

WAR(Wins Above Replacement)の定義

WAR(Wins Above Replacement)は、野球選手がチームにもたらした勝利貢献度を「代替可能選手」と比較し、勝利数として算出する指標です。代替可能選手とは、3Aクラスや控えクラス、最低年俸レベルで獲得できる選手層を指し、簡単に補充可能な戦力を意味します。

WARが1.0であれば、代替可能選手より1勝分の価値があるという意味となり、数値が高いほど総合的な貢献度が大きいと判断可能です。打撃貢献度、走塁貢献度、守備貢献度、投球貢献度を総合評価し、ポジション別の難易度補正やリーグ環境の得点期待値なども加味して最終数値を算出します。

数値表現のため客観性を持ちながら、選手ごとの役割差を統一評価できる利点があるのが特徴です。平均的レギュラー選手の年間WARは2.0前後、スタークラスは5.0以上、MVPレベルは6.0〜8.0以上とされています。投手と野手の比較にも用いられ、選手の総合的価値を横断的視点で判断できます。

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なぜ「代替可能選手」との比較なのか?

WARは、平均的選手ではなく「代替可能選手」と比較することで、選手が実際のチーム勝利にもたらす上積み幅を明確化するために採用された評価方式です。

代替可能選手の基準は、3Aレベルやウェーバー制度で獲得できる最低限の実力者と定義され、年間勝率はおよそ.294前後、162試合換算で約48勝前後が基準となります。WARの算出思想として、「平均的選手との比較」では、実際の補強と人的コストの現実性が伴わず、フロント主導の戦略評価に利用しにくい課題がありました。

しかし、代替可能選手基準であれば、チームが獲得可能な最低限戦力との比較が可能となり、選手価値を財務視点や人材調達視点で評価できます。WARが1.0違う場合、FA市場換算では年俸400万〜500万ドル程度の価値があると分析され、実際の契約交渉にも活用される指標となりました。

こうした思想により、スター選手だけでなく、守備特化型、走塁特化型、リリーフ投手など、従来過小評価されやすいタイプの選手にも価値評価を行える点が評価されています。

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WARが注目される理由・メリット

WARが注目される理由は、従来の評価では把握しづらかった総合貢献度を、1つの評価値で比較可能にできる点にあります。従来は打率、OPS、盗塁数、本塁打、UZR、DRS、防御率など、多数の指標を総合判断する必要があり、評価者ごとの価値観に差が生じる問題がありました。

WARを用いることで、ポジション難易度補正、得点環境補正、守備貢献度、走塁貢献度、投球効率などを統合し、最終的な勝利貢献度として整理できます。

例として、打率.310でも走塁指標がマイナスで守備ポジションが一塁の場合はWARが低くなる一方、打率が.250であっても遊撃手として守備指標が高く、走塁貢献が大きい場合はWARが上昇します。

単純な打撃力評価とは異なり、実戦的価値を反映できる点で公平性が高いと言えます。また、年俸評価、補強戦略、育成計画、MVP投票議論など、球団経営からファンの論争まで幅広い領域で利用されています。

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fWARとrWARの概要

fWARはFanGraphsの方式、rWARはBaseball Referenceの方式で算出され、利用する守備指標や投手評価方法に違いがあります。ここでは具体的に以下の3点ついて解説します。

  • fWAR(FanGraphs版)の特徴
  • rWAR(Baseball Reference版)の特徴

fWAR(FanGraphs版)の特徴

fWARは、FanGraphsが独自算出するWARであり、野手の守備評価にUZRを使用し、投手評価ではFIP(Fielding Independent Pitching)を採用する点が大きな特徴です。

FIPとは、投手の能力を三振、四球、被本塁打の3要素と与死球で評価し、守備の影響を極力排除する投手指標のことです。そのため、ゴロやフライが守備陣によって処理された差異が反映されにくく、投球内容を投手能力に限定して評価できる利点があります。

野手評価ではポジション補正を162試合単位で行い、ポジション難易度と出場量に応じて守備価値を算出します。UZRは平均的野手との差を守備範囲評価で測定し、外野手や内野手の打球反応、守備範囲、送球成績などを加味します。

fWARは分析志向が強い層や、投手評価を守備力から切り離したいデータ分析者、球団運営者、スポーツデータ分析者に利用される点が特徴です。プレースタイルが被本塁打制御型、三振率向上型の投手は評価と相性が良いと言えます。

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rWAR(Baseball Reference版)の特徴

rWARは、Baseball Referenceが算出するWARであり、守備評価にDRS、投手評価には失点ベースの評価方式を使用します。

DRSとは、打球処理結果を失点価値へ変換した守備指標で、投手と野手の失点貢献度をチーム総合評価で捉える点が特徴です。投手評価ではFIPではなく、実際の失点と防御率に近い概念を採用し、守備の影響や投手とチーム守備の相乗効果まで含めて評価します。

得点パークファクター補正や対戦相手補正、投球イニング配分なども反映され、失点結果主義的な評価に近い体系となります。

rWARはESPNが採用しており、歴史比較やMVP議論で利用される場面が多い傾向があります。守備が強いチームに所属する投手の場合、fWARと比較してrWARが高くなる可能性があり、逆に守備効率が低いチームに所属する投手はrWARが低くなる傾向があるのが特徴です。被打球傾向がゴロ型投手で守備依存度が高い場合、評価に差が出やすいと言えます。

ここまでWARやセイバーメトリクスを見てきましたが、実はセイバーメトリクスの起源は20年以上前にあります。
2002年、MLBアスレチックスは年俸総額30球団中28位という“貧乏球団”でした。ところがセイバーメトリクスを導入した結果、103勝・リーグ記録の20連勝を達成します。
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fWARとrWARの具体的な算出方法と違い

算出方法の違いは守備指標、投手評価方式、打球処理の解釈、得点換算方式など複数に渡り、数値の違いが発生します。ここでは具体的に以下の4点について解説します。

  • 守備指標・位置補正などの野手の算出における違い
  • FIP型と失点ベースの投手の算出における違い
  • 「運/守備/投球回」など含まれ方の違い
  • 同じ選手でも数値が異なる理由

守備指標・位置補正などの野手の算出における違い

野手の評価における最も大きな違いは守備指標として、fWARがUZRを採用し、rWARがDRSを採用する点です。UZRは守備範囲や打球処理能力の差分を評価し、プレーごとの失点価値換算を加味します。

一方、DRSは守備が防いだ失点量をチーム単位から個人へ配分する評価体系です。また、ポジション補正値にも差異があり、fWARでは遊撃手や捕手の価値を高く設定し、一塁手やDHの価値を低く設定します。

rWARでは補正量が若干異なるため、同一ポジションでも評価値の上下が変動するのが特徴です。さらに、パークファクター補正方法も異なり、fWARは打球環境補正を相対評価で行い、rWARは3年平均型補正で算出します。走塁評価ではUBRおよびwSBに基づくBsR方式を採用し、併殺阻止や追加進塁価値も加点対象です。

内野手のUZRは打球方向や送球評価の比率が高く、外野手は守備範囲評価の比率が高いため、守備型中堅手はfWARと相性が良く、強肩右翼手はDRSと相性が良くなる傾向があります。

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FIP型と失点ベースの投手の算出における違い

投手評価の中心差異は、fWARがFIPベース評価であり、rWARが失点ベース評価である点です。

FIPは投手能力を、三振、四球、被本塁打、与死球の4要素に限定し、守備が処理したゴロやフライの結果を評価対象外とします。失点ベース評価であるrWARは、防御率と実際の失点量を元に、守備影響を評価値として残すため、守備が強い球団所属の投手のrWARは高くなりやすい点が特徴です。

ゴロを多く打たせる投手、低回転ボールを多用する投手、シフト対応型投手は守備依存が高くなるため、fWARとrWARで2.0以上差が生じる可能性があります。FIPは守備依存度を排除し、失点内容より投手の本質的能力に注目するため、奪三振率が高く、四球率が低く、球威型スタイルの投手は高評価になります。

セイバーメトリクスの本が多く出版されている中で、アトランタ・ブレーブスGM特別補佐だったマイク・ファストも絶賛したのが本が「アメリカン・ベースボール革命です。データと科学が選手を劇的に成長させる最前線を描き、野球観を根底から変える圧倒的な一冊なので、ぜひ次のボタンをタップして読んでみてください。

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「運/守備/投球回」など含まれ方の違い

fWARは球場差を細かく補正し、守備依存部分を排除するため、投球回数や三振率の影響が大きくなり、奪三振型投手の評価が高くなります。一方、rWARは失点内容を重視し、対戦相手や守備能力の関与を評価に含むため、長期イニング投球型投手の価値が高くなる傾向があります。

また、fWARではBABIPを運要素とみなし、再現性の低い部分を評価から排除する設計であるため、BABIPが異常に低い投手は過大評価を受けにくい点が特徴です。逆に、rWARは試合最終結果を重視するため、防御率と失点の相関が強くなり、ゲームコントロール力や試合序盤の耐性を評価可能です。野手側では飛距離、打球角度、守備範囲、送球技術、スタミナが影響し、球場特性も反映されます。

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同じ選手でも数値が異なる理由

同一選手でもfWARとrWARの値が1.0〜3.0以上異なるケースは珍しくありません。数値が異なる原因は、守備評価方式の違い、投手評価基準、対戦環境補正、守備依存度、ポジション補正値、打球処理結果の反映度など、複数の要素が同時に作用するためです。

守備評価でDRSが高い場合、rWARが上昇しやすく、UZRが高い場合はfWARが上昇しやすい傾向があります。投手の場合、三振率が高い本格派投手はfWARが有利となり、失点抑制型で投球術を特徴とするタイプはrWARが有利となることがあります。

また、打者の場合、ポジション価値が高い二遊間や捕手はWARが高くなり、一塁手やDHは打撃力が同等でも低い数値となる点も特徴です。評価比較では指標軸を揃え、単年判断ではなく複数年平均で判断することが推奨されています。

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歴代MVPのWARの事例

歴代MVPのWARの事例としてここでは以下の2点について解説します。

  • 2021年の大谷翔平(MVP)とゲレーロJr.(2位)の場合
  • 2025年のアーロン・ジャッジ(MVP)とカル・ローリー(2位)の場合

2021年の大谷翔平(MVP)とゲレーロJr.(2位)の場合

2021年のア・リーグMVPである大谷翔平と投票結果2位であったブラディミール・ゲレーロJr.を比較した場合の打撃でのfWARとrWARは以下の通りです。

選手 打率 打点 本塁打 出塁率(OBP) OPS 打者 fWAR 打者 rWAR
大谷翔平(2021) .257 100 46 .372 .965 5.0 4.9
ブラディミール・ゲレーロ Jr.(2021) .311 111 48 .401 1.002 6.3 6.5

大谷翔平は打率.257、100打点、46本塁打、出塁率.372、OPS.965を記録し、打者fWARは5.0、打者rWARは4.9となりました。一方、ブラディミール・ゲレーロJr.は打率.311、111打点、48本塁打、出塁率.401、OPS1.002を記録し、打者fWAR6.3、打者rWAR6.5を記録しました。

打撃成績のみで比較した場合、ゲレーロJr.の方が打率、打点、本塁打、OPSの4項目で優位性を持ち、純粋な打撃指標での価値は上回っていました。しかし大谷翔平には投球成績があります。

選手(年度) 防御率 WHIP 奪三振率(K/9) fWAR(投手) rWAR(投手)
大谷翔平(2021年) 3.18 1.09 10.77 3.0 4.1

大谷翔平は投手として防御率3.18、WHIP1.09、奪三振率10.77、投手fWAR3.0、投手rWAR4.1を記録し、打者成績に加えて投手価値を付与できた点がゲレーロJr.との最大の違いでした。

選手 合算 fWAR 合算 rWAR
大谷翔平(2021) 8.0 9.0
ブラディミール・ゲレーロ Jr.(2021) 6.3 6.5

総合WARでは、大谷翔平が合算fWAR8.0、合算rWAR9.0を記録し、ゲレーロJr.の合算fWAR6.3、合算rWAR6.5を大幅に上回っています。

こうした結果は大谷翔平が「投打二刀流が平均レギュラー二名分の価値をもたらした」ことを示し、史上最高クラスの総合貢献度となりました。

WARの概念上、選手価値は打撃力に限定されず、守備、走塁、役割難易度を評価する体系であり、結果として大谷翔平のWARが最も高く評価され、MVP選出につながりました。

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2025年のアーロン・ジャッジ(MVP)とカル・ローリー(2位)の場合

2025年ア・リーグのMVPであるアーロン・ジャッジと投票結果2位のカル・ローリーの場合を比較してみましょう。

選手 打率 打点 本塁打 出塁率(OBP) OPS fWAR rWAR
アーロン・ジャッジ(2025年) 2025 .331 114 53 .457 1.144 10.1 9.7
カル・ローリー(2025年) 2025 .247 125 60 .359 .948 9.1 7.3

アーロン・ジャッジは打率.331、114打点、53本塁打、出塁率.457、OPS1.144という超高水準の成績を記録し、fWAR10.1、rWAR9.7を達成しました。ジャッジの数値は打撃成績、選球眼指標、出塁能力、長打率指標の全領域でリーグトップクラスとなり、打撃における総合上位値を示しました。

一方、カル・ローリーは打率.247、125打点、60本塁打、出塁率.359、OPS.948を記録し、fWAR9.1、rWAR7.3となり、打点と本塁打の二領域でジャッジを上回りました。

打撃領域の構成では、パワー特化型のキャッチャーとして高い貢献価値を持ち、ポジション希少性に強みを有しました。しかし、出塁率、OPS、選球眼バランス値、総合攻撃効率ではジャッジが大きく優位でした。また、守備ポジション難易度は捕手が高い一方、rWARでは失点影響値が大きく作用したため、ローリーのrWARがfWARより低下したと推測できます。

最終的に、総合WARにおける差異が勝利貢献度の優位性として評価され、ジャッジの2025年MVPが決定しました。

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fWARとrWARのどっちが重視されるか?重要度の比較

評価軸により使い分けが必要で、目的ごとに適切な指標を採用する方法が最も合理的とされています。ここではさらに深掘りして以下の2点を解説します。

  • ファンの視点・MVP論争でどっちが重視されるか?
  • チーム分析ではどっちが重視されるか?

ファンの視点・MVP論争でどっちが重視されるか?

MVP論争では、公式記録性を重視する傾向があるため、rWARが重視される傾向があります。rWARはESPNの採用指標であり、歴史比較や通算価値議論で多く利用されるため、一般ファンにおける信頼性が高い点が特徴です。

一方、分析重視層やデータファンはfWARを重視する場合があります。FIPベース評価により守備影響を排除し、投手能力の本質を抽出できるため、純粋な投手力評価議論で利用されます。守備力や走塁力が大きく変動する外野手や内野手は年度ごとの指標差が生まれやすく、議論の際には複数指標参照が推奨されます。

MVP選定では打撃影響が大きく見られるケースが多く、ホームラン競争型の長距離打者が注目されやすいです。一方で、WARでは走塁、守備貢献、球場補正を含めた総合評価となり、意外性のある評価結果となる場合があります。評価論争では単一指標依存ではなく、 WAR、OPS、wRC+、守備指標の複合判断が求められます。

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チーム分析ではどっちが重視されるか?

チーム分析、補強戦略、選手育成では、fWARが採用される傾向が強いと言えます。理由は、FIPが守備依存性を排除するため、投手の純粋能力を把握しやすく、選手獲得戦略やFA市場価格算定と整合性が高いためです。

また、UZRによる守備評価は、ポジション配置や守備向上施策に役立ち、チーム設計視点で重要な情報価値を持ちます。一方、rWARは失点結果に依存するため、守備力の強化度合いが大きく影響し、投手力の単体分析には適しません。チーム運用ではWAR単体ではなく、契約価値分析の際には「WARと市場価格の換算」を利用し、期待値分析には「予測WAR」を用います。

予測WARは過去3年平均×年齢曲線×身体特性×役割変更で推測し、先発投手、遊撃手、中堅手、捕手は価値上昇しやすく、指名打者や一塁手は価値減衰が起きやすい傾向があります。こうした予測での運用は小説・映画となったマネーボールの理論とも親和性が高く、今後のチーム編成でも採用される方法となります。

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WARへの批判的な見方

WARは総合的な評価指標として広く利用されていますが、決して万能ではありません。fWARrWARの算出方法には違いがあり、同じ選手でも数値が異なることから「どちらを信じるべきか」と疑問を持つ声も多い事実があります。ここでは以下の順でWARへの批判や限界を整理します。

  • WARの限界
  • 「WARは出場機会で増える」「見かけ倒しでは?」との批判

WARの限界

WARは便利な指標ですが、限界も明確で、まずfWARとrWARで守備評価の基準が異なるため、選手の数値が一致しません。

UZRを使うfWARと、DRSを用いるrWARでは同じプレーを評価しても結果が変わります。また、投手の評価方法にも違いがあり、FIPを採用するfWARと実際の失点を考慮するrWARでは数値に差が出ます。

さらに、WARは環境要因やチーム状況を完全に反映できません。球場の広さや守備陣のレベルが選手の数値に影響するため、単純に比較することには限界があると言えるでしょう。

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「WARは出場機会で増える」「見かけ倒しでは?」との批判

WARは積算型の指標なので、出場機会が多いほど数値が増えやすい特徴があります。そのため「レギュラーで出続ける選手はWARが高くなるが、本当に実力差を反映しているのか」という批判もあります。

例えば、シーズンを通して安定して出場する選手は、突出した打撃成績がなくてもWARを積み上げることが可能です。そのため「見かけ倒し」と捉えられることがあります。

さらに、短期間で圧倒的な成績を残す選手よりも、平均的な活躍を続けた選手が高く評価されるケースもあります。

こうした点から、WARは選手評価の一助にはなるものの、万能な指標ではなく、OPSや防御率など他のデータと併用してこそ、正確な選手の評価につながると言えるでしょう。

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fWARとrWARの違いを知って野球を楽しもう【まとめ】

fWARとrWARは、どちらが正解という指標ではなく、評価の目的と視点に合わせて使い分けることが重要です。

投手の能力を守備から切り離して分析したい場面ではfWARが有効であり、歴史比較や公式採用データに近い視点ではrWARが信頼性を持ちます。

重要なのは単一指標への依存ではなく「複数指標の組み合わせで選手価値を多面的に評価する姿勢」です。数字の背景を理解することで、選手の価値、球団戦略、MVP論争がさらに深く楽しめます。ぜひ次の試合やニュースでは、fWARとrWARの数字にも注目してみてください。

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なお、当ブログではイチローのWAR大谷翔平のWARについても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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